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8月, 2008の投稿を表示しています

BLS講習会

学生実習にあわせて、BLS(Basic Life Support)の講習会をしました。  診療所の医師、看護師、学生がインストラクターになって、急に心肺停止になった人に遭遇したときの対処法(初期対応、心臓マッサージ、AEDの使用方法)を実際に体験してもらいました。  参加者の皆さんからは、非常に好評で、年に1回くらいは講習を受けていきたい、地区で順番にやって欲しい、というような声を聞かせていただきました。  大学が診療所の運営管理をして、学生の教育、地域への貢献などの新しい形の方向性が見えてきました。

高知県へき地医療実習

高知県へき地医療実習で学生さんが来ています。今年は31人の学生が参加し、土佐山を含め高知県内13箇所の施設で2泊3日の実習をしています。  これは毎年、夏休みにおこなわれ、もともと自治医科大学の高知県出身学生の実習で始まったものですが、いまでは高知大学医学部の学生の方が多くなっています。  土佐山には、自治医大5年の安井君、高知大学1年の山本さんが来ています。昨日は一緒に往診に行きました。今日は、患者送迎バスに同乗する予定だったのですが、バスが予定より早く出発してしまい乗り遅れました。帰りのバスに乗せてもらうことにしました。

わらじ

土佐山地区の中心部。県道16号線沿いに大わらじが飾っていました。  大わらじを飾る風習は全国にあるようで、魔除けや五穀豊穣などのためのようです。  大きなわらじを飾ることにより、この地区には、こんな大男がいるんだゾ! 災厄が入ってきても踏み潰すゾ! というような意味もあるようです。

土佐山ストア

土佐山診療所のすぐ下―県道16号線沿いにある土佐山ストアです。  日用雑貨、食料品まで何でも揃います。  地域の人たちの交流の場になっています。  診療所に診察に来られた患者さんも診察までの待ち時間や、診察が終わってから、買い物に来られることも多いようです。地区の噂も集まるようです。  私は、木曜はここでお弁当を買って診療所に持って帰ってお昼ごはんとしていただきます。通勤途中に市内のコンビニで買ってきてもいいのですが、地域医療は地域の人たちと近くないといけないし、何より地区の重要な産業に少しでも貢献するためにもなるべく利用するようにしています。  店のおばちゃんとも顔見知りになってきました。「先生は、話しやすいって皆んな言いゆうよ。」とおばちゃんに褒めていただく。くすぐったいです。おばちゃんと話していると他のお客さんが不審そうにみていたので、おばちゃんは「診療所に来た新しい先生だよ。」と紹介してくれる。  地域っていいですよね。

Skype開通

 診察室のパソコンにWebカメラを繋ぎ、家庭医療学講座とSkypeで接続しました。  Skypeを使うのは初めてでしたが、拍子抜けするくらいに簡単にできました。家庭医療学講座のT能さんの姿が画面に映し出されました。  診察室にWebカメラを置く目的は、第一に医学教育です。診察の様子をローカルでビデオ録画し、コミュニケーション能力の向上に資することです。  副次的には、家庭医療学とのビデオチャットができることにより、大学と診療所の間を行ったり来たりする私と松下先生の情報伝達ツールとしての用途もあります。  もちろん、個人情報保護が前提ですが、研修医の診察の様子を遠隔で見ることが出来るというのもいいかもしれません。  へき地診療所でのIT技術活用の検討もこの診療所を運営する目的のひとつなのです。

正連寺の峠

高知市街から県道16号線で北へ向かうと、土佐山診療所があります。  その途中の正連寺の峠から、高知市街が一望できます。通勤途中の一服の清涼剤。