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7月, 2018の投稿を表示しています

7月のへき地医療実習

7/17(火)-18(水)の2日間、高知大学医学科5年生の山田眞子さんと福永有紀子さんが土佐山診療所で実習を受けられました。 当初の目標は、診療所と大学病院では診る疾患がどのように違うのかを学びたいとのことでした。生活習慣病、ダニ皮膚炎、特定健診など、日頃、診療所でおこなわれている診療、起立性低血圧の有無のスクリーニング検査、そして調剤の様子などを見てもらいました。当院では、薬の飲み抜かりのある患者さんにお薬カレンダーを作成しお渡ししています。それは、患者さんが内服したかどうか一目で分かるように、処方薬をカレンダーに貼り付けたものです。患者さんの視点に立った診療について、学生が何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。 2日目には、学生2人は健康福祉センターたきゆりと診療所とのミーティングへの参加、居宅介護支援事業所ケアマネジャーの方と介護サービス利用者のお宅訪問、たきゆりの催し物の準備のお手伝いなどを経験してもらいました。高齢者が地域で生活するのに、医療ばかりでなく、介護もとても重要であると理解してもらえたものと思います。 短い実習期間でしたが、学生のお二人にはへき地におけるプライマリ・ケアを考える一助になったのであれば幸いです。山田眞子さん、福永有紀子さん、残りの実習も頑張ってくださいね。

たきゆり

 梅雨が明け、土佐山では たきゆり が咲き始めました。  絶滅危惧種である たきゆり は、四国と九州の山間部に自生しています。  土佐山では、あちこちで咲いています。上品で綺麗な花です。(阿波谷)

ハワイ大学の医学生が来られました

本日の午後、高知大学医学部との学生交流プログラムで来高されているハワイ大学医学部の学生3名が土佐山に来られました。 はじめに土佐山中切地区で「いきいき百歳体操」と「しゃきしゃき百歳体操」を体験してもらい、その後地区住民の皆様と座談会をおこないました。ハワイでは、ナーシングホーム以外の場所で、将来の介護予防目的の体操をおこなう機会はないらしく、興味を持っていました。また、「憧れのハワイ航路」を歌ってくださった地区の方もいおられ、ちょっとした異文化交流会となりました。 その後、ヘリポート、土佐山学舎に案内し、土佐山BALで地元のジンジャエールを飲みながら、土佐山における医療についてお話ししました。もともと地域医療に関心のある学生達であり、お互いに意見交換をしながら、とても有意義な時間を過ごすことができました。楽しかったです。 この度、快く学生を受け入れていただきました、中切地区の皆様、関係者の皆様、本当に有難うございました。(松下)

7月の地域医療研修

本日、細木病院臨床研修医の小林 修先生が当院で地域医療研修を受けられました。当院は高知市北部の土佐山に所在する地区唯一の医療機関です。交通手段を持たない地区住民の皆様に当院を利用していただくために、患者送迎バスを週3回運行しています。小林先生には、実際に当院の診療圏を見ていただくために、そのバスに同乗していただきましたが、自分の予想していたへき地以上だったと話されていました。8人乗りの車が道ギリギリを走っていく様子に驚かれたとのことです。診療所では、外来診療をしていただいたり、膝のレントゲン写真を一緒に撮影するなど、ここでの普段の診療を体験してもらいました。患者さんに接する態度は抜群で、振り返りの場で看護師さんから高い評価を得ていました。大変将来が楽しみな先生です。 小林先生は県外のご出身ですが、高知を好きになり、大学卒業後も高知に残って研修されているとのことで、とても嬉しく思いました。小林先生、頑張って立派な医師になってください!(松下)