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3月, 2011の投稿を表示しています

ゆず果汁

土佐山特産のゆず果汁をいただきました。  刺身や、鍋や、お浸しなど色々な料理に使えます。

電動ベッド

診療所のベッドを2つ新規購入しました。  点滴をするためのベッド、胃カメラ用のベッドが電動で動かせるものに替えました。  電動で昇降します。写真は点滴用のものですが、これは頭を起こすこともできます。  足のご不自由な方にも優しいのはもちろんですし、心不全や気管支喘息の方など仰向けに寝るより少し頭を起こす方が楽な病気の方にもいいです。

桜開花

山里の桜も開花しました。 鏡川に桜が映えます。

診療施設体験実習レポート(3)

診療施設体験実習のレポート第3段。2年生の文君のレポートです。 地域での医療は「恵まれないから、やってあげている」ではないことを文君らしい視点で書いてくれました。いくら周りから言われても、機会を与えられても、新しい気づきはいつもその人の中にあります。気づいたキミが素晴らしい。またお待ちしています。 ------------------------------------------------------------------------------------------  まず始めに、今回の実習で学んだことがあります。それは土佐山には土佐山の生活があるということです。私は、患者さんの送迎バスに乗り、細い山道をバスが通って行く時、この場所で生活するのは不便だろうと想像していました。また、診療所で診察を見学する時も、他の大きな病院に行かなければならなくなったら大変だろうなどとも思いました。しかし、そこで生まれ、生活している人にとってはそこでの生活が当たり前であり、不便などと思うことは無いということを聞き、はっとしました。私は自分の中の常識でしか物事を考えられていませんが、今回実習でひとつ、『土佐山の生活』を少しですが感じることができ、ちょっとだけ視野が広いヒトになれたかなと思います。  実習の感想として、一番に思い浮かぶのは土佐山診療所の人の温かさでした。職種に関わらず診療所職員の方々は、ほとんど知識の無い自分に様々な事を教えてくれました。また、質問した事(くだらない事も多々聞いていたと思われる)にも丁寧に答えてくださり、何と優しさにあふれた診療所なのだろうと思いました。そして職員の方だけでなく、診療所に来られる患者さんも同様で、実習中に血圧測定や診察の見学をさせていただく際、快く協力して下さる方ばかりで、そんな優しさや温かい人柄から、むしろ自分が元気をもらったようにさえ思えます。  温かい診療所の雰囲気を作り出しているのは、やはり職員の方の気配りである事も感じました。職員の方々は患者さんの人柄や背景を良く理解し、薬の出し方、診察の際の話し方、治療方針の決定など、個々にあった方法で行っていました。また、診療所内での役割は、職種に限定されず、皆が診療所の事を熟知し、幅広い業務を行っていました。 『この診療所に合った方法でやっている』 質問の答えとして、この言葉を何度

検尿の定性分析装置

検尿の分析をする器械を更新しました。  いままでもありましたが、最近、時々調子が悪くなっていました。  思い切って新しくしました。  

パルスオキシメーター(経皮的酸素飽和度測定器)を新しくしました

心臓病や、肺・気管支の病気により、動脈の中での酸素の量が少なくなることがあります。  動脈を採血して調べる方法もありますが、器械で指を挟んで簡単に調べることができます。それが、パルスオキシメーター(酸素飽和度測定器)です。  いままでもありましたが、古くて電池の蓋が外れて、使い辛くなっていました。  新しくしました。

地デジ化

診療所の待合室に置いているアナログテレビに地デジチューナーを取り付けました。 (テレビに乗っている白い箱型のもの)  地デジが見られるようになりました。

診療施設体験実習レポート(2)

診療施設体験実習のレポート第2段。2年生の星野さんのレポートです。 充実した実習をしていただいて、職員も嬉しく思っています。 また、診療に是非おいでください。蛍の季節もおススメです♪ ------------------------------------------------------------------------------------------ 土佐山へき地診療所での4日間の実習は私にとって想像以上に実りの多いものとなりました。 先生方をはじめ、看護師さん、スタッフの皆さんからいろいろと学ばせていただき、楽しくあっという間に時間が過ぎていったように思います。患者さんの方々もとても優しく、血圧をうまく測れなかった時には「気にしない、気にしない!!」と励ましていただいたりもしました。このような恵まれた環境で実習でき、土佐山に来て本当によかったと思いました。 診療所では、病気の治療という限定的なものではなく、より広範囲に患者さんの生活をバックアップしているように感じました。スタッフの方々は、患者さんとの距離が非常に近く、ひとりひとりの家庭の事情やライフスタイルを理解したうえで、治療の仕方や接し方を工夫している姿が印象的でした。薬を渡すにしても患者さんがいかに忘れずに薬を飲めるかがよく考えられており、細やかな気配りが細部にまで行き届いていました。松下先生が、「診療所ではキュアではなく、ケアをしている」とおっしゃっていたのがまさに当てはまると思いました。 また、実習中ケアマネージャーさんの訪問にも付き添わせていただきました。ケアマネージャーさんもお年寄りにとってはかかせない存在で、強い信頼関係で結ばれているのがわかりました。全体的に、医療機関、福祉施設が協力して土佐山のお年寄りを孤立や不便がないように見守っているように感じられました。 診察に関しては、患者さん一人に対する時間が長く、先生は患者さんとの会話を大切にしていました。何気ない会話の中から日々の変化を聞き出し、悪いところを治療していくということは、長く患者さんと付き合っていなければできませんし、病気の治療というよりも、より快適に生活を送るために不安要素を取り除いていく、という感じを受けました。患者さんも会話をするだけでぱぁと顔が明るくなって、診察室に入ってくる前と顔色ががらっと変わっていた方もいらっ

診療施設体験実習レポート(1)

 3月11~17日の一週間、診療施設体験という選択科目で3人の2年生が診療所に来てくれました。  この実習は、2年生と4年生でおこなわれます。附属病院の各診療科で受入れています。年度末で色々行事もあり、応募してくれる学生さんは多くはいません。今年度は、2年生15人が応募し、そのうち3人が土佐山診療所を希望してくれました。診療所の受入れ能力の問題もあり、毎日2人ずつ来てもらいました。  学生さんからのレポートを順次、御紹介します。  まずは、手塚さんのレポートです。いい実習になったようです。また、実習においでください。お待ちしています。 ------------------------------------------------------------------------------------------  3日間の実習で、机上の勉強では得られないたくさんのことを学ぶことが出来ました。  私は神奈川県横浜市出身のいわゆる都会っ子なのですが、私の出身の町は横浜の中でも下町で、高齢化が進んで地域医療の大切さが見直されています。私も小さいころから同じ医師に診ていただいていて、家族構成、罹患歴、小さいころからの性格等知っている医師は、私、そして私の家族の大きな味方です。 私の祖父は認知症で、家族で壮絶な介護をした経験があります。その時も祖父は勿論、家族が家庭医の先生に大変お世話になりました。  そんなことからずっと家庭医に興味を持っていて、今回実習を希望しました。  実習を通して一番思ったことは、診療所全体が患者さんの味方、患者さんそれぞれに合った医療を考えているということでした。松下先生のことばをお借りすれば、cureよりもcare。患者さんは一人一人違うゴールを持っているのだから、患者さんに寄り添って、患者さんそれぞれのゴールに向かって一緒に歩いていくことが大切。非常に感銘を受けました。  今回実習中に東日本大震災が起きました。大きな被害を受けた地域の中には、きっと独居のお年寄りを多数抱えているところもあるだろうと思います。この災害が起きた時この実習を行っていたことによって、より一層色々と考えさせられました。今は被災地で何が望まれているのか、医学生である私たちに何が出来るのか。また、私が将来医師になった時に同じような事態が起きたら何が出来るのか、何が求められてい

嫁石

受付の西山さんの作品です。  嫁石の梅まつりにちなんで、花嫁と紅白の梅です。  受付窓口で、来院する方をお迎えしています。

雪景色

今朝、診療所周辺は雪景色になりました。  日中も、雪が舞っていました。  春はまだ?

寒桜?

診療所の下の県道には、早咲きの桜があります。  ツバキカンザクラでしょうか?   http://hccweb5.bai.ne.jp/nishicerasus/cera-tn/c-tsubaki.html  もう満開です。

実習感想

 春休みを利用して、高知大学3年生の大庭さんが実習に来てくれました。  彼女は2回目の実習です。  どうぞ、またおいでください。お待ちしています。 ---------------------------------------------------------------------------------------------  土佐山へき地診療所に寄せていただくのは2回目でした。  前回、「また来たいです。よろしくお願いします」と言って診療所を出て、言葉どおり次に診療所へ行く機会を心待ちにしていました。  前回は彼岸花が満開の初秋。  診療所での診察ってどんな感じなんだろう、と素朴な動機で実習をお願いしました。阿波谷先生をはじめ、診療所の皆さんのとても明るい笑顔、なごやかな診療所の雰囲気がとても印象的でした。次から次へといらっしゃる患者さんも、先生方とまるで親戚かご近所さんのような感じだなと思いました。  往診では、1軒のお宅を訪ねるのに細い道を車で片道20分くらいかかったでしょうか。道中では土佐山の景色を楽しみつつ、一方、内心、予約の患者さんの数も多いのになぁとも思ってもいました。けれども、到着したとき先生方の訪問をとても喜んでいらっしゃるおばあちゃんの姿を見たら、効率的であることよりも大切なことがあるのだな、とふっと感じました。  そのおばあちゃんの家から見える棚田の美しいこと!  ぜひいつまでも住み慣れたご自宅で過ごされるお手伝いを、と思いました。  そして何より、楽しくて勉強になりました。  自分が何のために机に向かっているのか、将来自分は何になりたいのか、  そういったことが具体的にイメージできたのは、医学部に入ってから初めてだったのではないかと思います。また、実際に患者さんに触れると、患者さんの記憶とともに疾患についても肌感覚で覚えているということには驚きました。 見せていただいた疾患について実習後の講義で耳にすると、「あ、あのおばあちゃんが...」と思い出し、不思議と一生懸命勉強する姿勢になっていました。  そのため半年経った今回の実習では、少し欲張って、疾患についても勉強しよう、と思って臨みました。今回は患者さんの数は少ない日でしたが、半年前にお会いした方もいらっしゃって、変わらないお元気そうなお姿にうれしくなりました。  また、今回は3月初