薬はだいたいPTPという、ぷちっと押し出すシートに入っていますよね。 ご高齢の方は、疾患もいくつもあり、何種類もお薬を飲んでおられる方が少なくありません。PTPから一種類ずつセットして間違いなく飲む事は難しいですよね。飲み間違いを防ぐためにも、PTPから出して、朝、昼、夕に分けて一包化してお渡しすることがあります。 なかなか手間の掛かる作業ですが、土佐山診療所では正確に治療を受けてもらうために多くの患者さんに、この方法をとっています。 また、その袋に大きなスタンプを押しています。 今日、研修医の先生に指摘されて気がつきました。 「普通は『あさ』『ひる』『ゆう』ですよね。『ばん』ですか・・」 何の違和感もありませんでした。高知県的には『ばん』ですね。ローカル色も悪くありません。
高知市の北部、JR高知駅から車で20分ほど峠道を駆け上がると、そこは旧・土佐山村。鏡川の源流の畔の風光明媚な土佐山地区に高知市立土佐山へき地診療所があります。 2008年7月1日から高知大学が指定管理をしています。 若い先生に地域医療の醍醐味を伝えたい-そんな想いで運営していきます。