お山の中の医学部

平成22年1月からカルテを新しくすることにしました。 　紙カルテの宿命で、どんどん分厚くなっていきます。カルテ棚が一杯で、一部の棚は割れてガムテープで修復したりしています。 　今までのB5判のカルテから、A4判のファイルに変更になります。 　診療所のデータベースに入力してきた、病歴や検査履歴などを病歴要約として印刷しています。半年前から撮らせていただいた患者さんの顔写真も病歴要約に載ることになります。 　新年からカルテも新しく、また新たな気持ちで診療開始します。

土佐山診療所には、地域医療実習として今年度は15回のべ30日間、学生さんが来てくれました。 　患者さんの送迎バスに同乗させてもらったり、診療を見学したり、一緒に訪問診療に行ったり、ケアマネージャさんにお世話になったりと、有意義な実習をすることができました。 　先週、最後に来た5年生が、卒業アルバムの写真用にと撮影してくれました。 　卒業までまだ1年以上ありますが、もうそんな時期なのです。 　実は私（阿波谷）も25年近く前に、ここで学生実習を受けさせていただきました。

昨年に引き続き、岡豊ふれあい館での「地域と大学を結ぶ会」で、松下所長がインフルエンザの講演をさせていただきました。 　今の新型インフルエンザの流行の影響で関心がたかまっているのでしょうか、いつもより聴衆が多いような気がします。 　松下所長は来月、別の会場でも講演をする予定です。

診療所下の県道に、このような看板がお目見えしました。 　本格的な冬がもうすぐそこです。

往診の途中、ゆずの搾汁工場の前で車を停めました。 　この施設は、10月にリニューアルしたばかりです。 　あたりにゆずの香りが立ち込めていました。