6月1~3日、6年生の坂本昂司君が、土佐山診療所に実習に来てくれました。 レポートをいただきましたので、掲載させてもらいます。 その前週の五十嵐君と同じく、臨床実習(II)という選択実習です。彼らの学生実習はこれですべて終了です。あと半年、卒業試験・国家試験の勉強をしていくことになります。いい医師になってくれることを期待しています。 ---------------------------------------------------------------------------- はじめに、阿波谷先生、松下先生、土佐山診療所のスタッフの皆さん、今回は大変充実した実習を受けさせていただき、本当にありがとうございました。 私が臨床実習(II)で土佐山診療所を選択させていただいたのは、3年生の時に土佐山診療所で実習を受けさせていただいた時の印象が非常に強く残っていたからでした。 当時は医学的な知識もないまま、先生と一緒に聴診器で音を聞かせていただいたり、心電図を眺めていたりと、今から思えば低学年らしい(笑)実習内容でしたが、往診に行ったり、患者送迎バスに乗ったりと、医療を必要としている方が確かにおられるということを実感し、また自分にとっての医療のありかたを考える転機となりました。 今回は6年生になって、およそ十分とは言い難い知識量ではありましたが、ある程度前回よりは進歩して診療所を訪ねることが出来たと思います。 一番印象に残ったのは急性腹症の患者さんを阿波谷先生と一緒に診察させていただき、診断をつけることが出来たことでしたが、それだけでなく、阿波谷先生には多くのことを教えていただき、また地域に根付いた診療所である以上、その患者の情報をどこよりも早く提供できることが、家庭医としての矜持だという言葉に感銘を受けました。 また松下先生には、一緒に診察させていただくだけでなく、自分で診察もさせていただけるなど、非常に貴重な時間を与えていただきました。 他には、ケアマネージャーの方と行動を共にさせていただき、地域の患者さんに密着した実態を窺い知ることができました。 自分がどのような道に進むにしろ、今回土佐山で教わったことは貴重な財産になると思います。 重ねて、先生方、スタッフの方々ありがとうございました。