7/17(火)-18(水)の2日間、高知大学医学科5年生の山田眞子さんと福永有紀子さんが土佐山診療所で実習を受けられました。 当初の目標は、診療所と大学病院では診る疾患がどのように違うのかを学びたいとのことでした。生活習慣病、ダニ皮膚炎、特定健診など、日頃、診療所でおこなわれている診療、起立性低血圧の有無のスクリーニング検査、そして調剤の様子などを見てもらいました。当院では、薬の飲み抜かりのある患者さんにお薬カレンダーを作成しお渡ししています。それは、患者さんが内服したかどうか一目で分かるように、処方薬をカレンダーに貼り付けたものです。患者さんの視点に立った診療について、学生が何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。 2日目には、学生2人は健康福祉センターたきゆりと診療所とのミーティングへの参加、居宅介護支援事業所ケアマネジャーの方と介護サービス利用者のお宅訪問、たきゆりの催し物の準備のお手伝いなどを経験してもらいました。高齢者が地域で生活するのに、医療ばかりでなく、介護もとても重要であると理解してもらえたものと思います。 短い実習期間でしたが、学生のお二人にはへき地におけるプライマリ・ケアを考える一助になったのであれば幸いです。山田眞子さん、福永有紀子さん、残りの実習も頑張ってくださいね。
高知市の北部、JR高知駅から車で20分ほど峠道を駆け上がると、そこは旧・土佐山村。鏡川の源流の畔の風光明媚な土佐山地区に高知市立土佐山へき地診療所があります。 2008年7月1日から高知大学が指定管理をしています。 若い先生に地域医療の醍醐味を伝えたい-そんな想いで運営していきます。