1/29(火)からの2日間、高知大学医学科5年生の長屋百香さんが当院でへき地医療実習をおこないました。 両日ともに受診者が少なく、外来診療という面では学ぶ機会が少なかったのですが、ちょうど30(水)に台湾大学看護学科の実習がありましたので、合同でへき地診療所における診療所で必要とされることについて学んでもらいました。 はじめに土佐山地区における福祉・介護の役割を担っている土佐山健康福祉センターたきゆりで節分行事と施設見学をさせていただきました。学生たちも行事に参加し、デイサービス利用者の方々との交流を楽しみました。当院に受診されている患者さんもおられましたが、診察室とは全く違って元気に活動されている姿に驚かされました。 その後、長屋さん、6名の台湾大学生、看護学科の奥谷教授、学生課の岡崎さんとともに、当院の定期受診患者さんのご自宅を訪問し、ご本人やご家族からいろいろなお話を伺いました。地域に密着した医療では、生活環境の様子を自分の目で確認することが必要な場合もあることを理解してもらえたのではないかと思いました。 長屋さん、台湾大学生の皆さんは、在学中はもちろんのこと卒業後も日々勉強してゆくことになります。 立派な医療者になるよう頑張ってくださいね。心より期待しています。(松下)
高知市の北部、JR高知駅から車で20分ほど峠道を駆け上がると、そこは旧・土佐山村。鏡川の源流の畔の風光明媚な土佐山地区に高知市立土佐山へき地診療所があります。 2008年7月1日から高知大学が指定管理をしています。 若い先生に地域医療の醍醐味を伝えたい-そんな想いで運営していきます。