高知大学医学部では、市中のプライマリ・ケア医療機関、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、へき地医療機関、保健所において、2週間の地域医療実習をおこないます。卒業後、先の施設と何らかの形で連携して医療・保健・福祉に寄与してゆくことになりますので、県内における医療の全体像を理解できるのではないかと思います。 6/25(火)-26(水)に、白石健太君と岡田夏穂さんが土佐山へき地診療所でへき地医療実習を受けられました。当院では土佐山地区における唯一の医療機関として、プライマリ・ケアを担っています。外来診療、ケアマネジャーとの介護施設利用者のご自宅訪問、介護施設見学を通して、より家族や地域に近い医療について、レクチャー交えながら学んでもらいました。少しでもお二人の役に立ったのでしたら幸いです。 卒業までもう少しとなってきましたが、やるべきことをしっかりおこない、残る学生生活を有意義なものにしてほしいと思います。頑張ってください。(松下)
高知市の北部、JR高知駅から車で20分ほど峠道を駆け上がると、そこは旧・土佐山村。鏡川の源流の畔の風光明媚な土佐山地区に高知市立土佐山へき地診療所があります。 2008年7月1日から高知大学が指定管理をしています。 若い先生に地域医療の醍醐味を伝えたい-そんな想いで運営していきます。