この検査では以前は臨床検査技師が顕微鏡を見ながらおこなうものでしたが、技術の進歩により機械が自動的に判定するようになりました。機械で判断がつきにくい結果や、明らかな異常が出た場合は、もう一度、検査技師が顕微鏡で確認し、検査をし直しています。
従来は、機械による自動検査と、検査技師による目視との診療報酬が同じであり、どちらかしら算定できないものですから、技師による追加検査をしても同じ価格でした。つまり、今までも必要に応じて追加検査をしていましたが、追加の費用はいただかないという状態が続いていたのです。
しかし、この4月から機械による自動検査は値下げ、検査技師による目視は値上げになりました。これにともない、追加検査をした場合、診療報酬の高い検査技師による目視の価格で費用をいただくことになります。追加費用は健康保険の種類によりますが、10~30円です。
追加の費用負担が発生することは、患者さんにはご負担をおかけすることになり、申し訳ありません。
しかし、これは、検査技師の技術・労力を評価したものです。信頼できる技術・知識・経験を備えた検査技師の働きが評価されることもこの国の医療の質の確保に繋がりますので、ご理解、ご協力をお願いします。
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