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徳島での地方学会の予行演習



 診療所には地域医療研修で研修中の研修医が月1回のペースで、一日だけ研修に来られます。

 さてこの一日の研修が研修医に対してどういう教育効果があるか検討するために、2012年から「振り返りシート」というレポートをお願いしています。早いもので、この「振り返りシート」を初めて3年目。

 今回、この3年間のレポート内容を分析して、11月15・16日に徳島で開催される「第14回日本プライマリ・ケア連合学会四国ブロック支部/第21回四国地域医学研究会」という地方学会で発表する予定です。

 ということで、今日(10/23)は昼食後に、研修に関わってくれているスタッフにプレゼンを聞いてもらいました。
 
 タイトルは「振り返りシートを活用したへき地診療所における一日研修のインパクトと課題」

 
 3年間で27人分の研修医からの声!
 
 研修医のみなさん、ご協力ありがとう!

 この「振り返りシート」は文字情報として記載されるため、研修当日のディスカッションでは見えにくい研修医自身の学びの深さや口頭では語りにくい振り返りが見えてきました。

 研修を受け入れする方としてもいい学びになりました。

(森尾)


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