スキップしてメイン コンテンツに移動

6月のへき地医療実習

6/19-20に高知大学のへき地医療実習で、医学科5年生の岡 眞萌さんと田中夏湖さんが土佐山診療所で実習を受け、松下と福留医師が指導しました。今回は平成30年度へき地医療実習受け入れ第1号になります。

初日は、早速患者送迎バスに乗って、当診療所を受診される方がどのようなところに住んでおられるのかを肌で感じてもらうことから始まりました。外来診察のほかに、予防接種、心電図検査、レントゲン検査、調剤の様子を見てもらいましたが、レントゲンの撮影と現像、薬の飲み忘れを防止するための工夫であるお薬カレンダーの作成など、興味深そうに見学していました。

翌日は、土佐山健康福祉センターたきゆり職員の方とともに、通所リハビリテーションを計画されている患者さんのご自宅を訪問し、患者さんの背景因子を直接見ることは診療をおこなう上で大きな武器になることを理解してもらいました。最後に実習の振り返りをおこない、事前に立ててもらった目標が達成できたか、実習で新たに発見したこと、そしてネクスト・ステップを話してもらい終了しました。

今回実習されたお二人にプライマリ・ケアについて理解する手助けになりましたら幸いです。岡 眞萌さん、田中夏湖さん、しっかり勉強してゆきましょう!(松下)




コメント

このブログの人気の投稿

高知の方言調査!!

4月に入りました。 雨が降ったり、寒くなったりと天候が優れません。 みなさんの体調はいかがでしょうか。 さて以前に医学科3年生が臨床現場での土佐弁の研究で訪問しておりました。 (記事: http://blogs.yahoo.co.jp/tosayamaclinic/38636193.html ) 現在は臨床現場でより使われる土佐弁リストを作成中のようです。 先日、現在作成中のリスト、またリストにない土佐弁についてみなさんの意見を集めたい、との趣旨でポスターを持参して訪問してくれてました。 ポスターについてコメントを募集中しておりますので、どしどしお寄せ下さいませ。 (森尾)

高知大学医学部へき地医療実習(11月)

10/31-11/1に高知大学医学科5年生のへき地医療実習で、臼井真菜さんと廣辻敬士君が土佐山に来られました。2週間で県内の市中とへき地の医療機関、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、保健所で実習を受け、大学附属病院の外でどのような医療、介護、福祉が実践されているのかを学習します。郡部では高齢化が進んでいること、診療所には高度な医療設備はないが、BPSモデル、地域志向の医療などを活用した医療について講義し、具体的にどうするのかを実際の診療で説明しました。また、患者さんのお宅にも保健師さんと訪問してもらい、生活背景の重要さを実感してもらいました。今後、どのような分野に進もうとも、患者さんを理解するように努力する医師になってほしいと思います。臼井真菜さん、廣辻敬士君、頑張ってね!

7月のへき医療実習その2

7/23-24に高知大学医学部5年生の星俊一郎君と松田愛理さんが当院でへき地医療実習を受けられました。2日間で地域医療を理解することは難しいと思いますが、外来診療、ケアマネジャーとの利用者宅訪問などを通して、人口約950人の地区唯一の医療機関でおこなわれている仕事に触れてもらいました。医療に関することはどんなことでも当院が窓口になっており、ふだん大学附属病院で実習を受けている2人にとって新たな発見がたくさんあったようです。星君、松田さんともにとても真面目に取り組んでもらえて、成長した姿が楽しみです。星君、松田さん、残りの学生生活を有意義なものにしてくださいね。(松下)