医学科1年生の浅野真歩さんが実習に来てくれました。EME初期臨床医学体験での教材などが印象に残って自主的においでてもらいました。嬉しいことです。 また、いつでも実習にお越しください。 ----------------------------------------------------------------------------------------- 「土佐山診療所 一日実習感想」 医学科1年 浅野真歩 今回はありがとうございました。高校の時に、授業の一環で九州大学医学部の見学や解剖実習などを通して、現場の様子や人体の仕組みについて触れることはありましたが、実際に医師の目線で現場を見たことがありませんでした。新型コロナウイルス感染症の影響で本来あったはずの実習もなくなり、現場の空気を体験する機会が遠ざかったと残念に思っていたところ、先生のご厚意で今回のような場を設けていただきました。ありがとうございます。 今回の実習で最も印象に残ったことは、阿波谷先生と患者さんの間の信頼関係です。どの患者さんも阿波谷先生のことを信頼していて、気軽に相談していると感じました。診察の合間に、患者さんとの雑談も大切だと教えていただきました。雑談を通して、患者さんの価値観や背景を知り、患者さんとの信頼関係を構築することができるということは、EME初期臨床医学体験実習の講義でもおっしゃっていましたが、今回の実習での診察の様子を通して、実感することができました。最近起こったことについてただ話しているように見える会話でも、患者さんの家族や、死生観、経済状況などの多くのことを知ることができ、その後の治療方針を決めるうえで患者さんにあった治療を進めることができると知りました。また、雑談をすることで患者さんとの信頼関係をより築きやすくなるとも知りました。雑談の中から、一つ一つの情報をくみ取ることは容易ではないと思いますが、阿波谷先生の観察力や患者さんに対する気配りを見習って、より深い信頼関係を築くことができるよう頑張っていきたいと思いました。 また、先生は不安を強く感じる患者さんに対しては、その不安をしっかりと取り除くよう努めていました。
高知市の北部、JR高知駅から車で20分ほど峠道を駆け上がると、そこは旧・土佐山村。鏡川の源流の畔の風光明媚な土佐山地区に高知市立土佐山へき地診療所があります。 2008年7月1日から高知大学が指定管理をしています。 若い先生に地域医療の醍醐味を伝えたい-そんな想いで運営していきます。